はじめに

昨年末、私は会員ではないのですがSNSの友人が参加する月惑星研究会の例会に参加しました。
こちらも会員ではないですが、2024年末に東亜天文学会の年会に参加し、市民天文学のコミュニティ活動に興味を持ったことがきっかけでした。

月惑星研究会の例会

月惑星研究会の例会では主に木星の惑星面の状況に関する報告が行われていて、長年の観測によって縞模様の変化を予測する話題、1月の衝のタイミングで衛星イオが通過し影が見えないという珍しい状況になるという話題、フィリピンの天文台に訪問した話題などでした。

私が撮影した2026-01-10 00:28(JST)頃の木星面を通過する衛星イオ。

話題の中で特に長年の観測結果から、木星の模様の変化を予想するという話はとても興味深く、私も継続的に観察をてみようと思いました。

例会の発表は下記のリンク先のYouTubeにアーカイブとしてアップロードされています。

https://www.youtube.com/watch?v=7CeuavXbM5U

天体観測を楽しもう

私はここ2年くらい、引っ越しして環境が変わったことや仕事の多忙であまり継続的な天体観測が出来ていませんでしたが、なるべく晴れた夜で翌日に早朝から外出仕事がないときは天体観測を今年は行っていきたいなと思い前回の記事で執筆したStellariumでの木星の大赤斑の位置の調整など環境を整理していました。

私の家はマンションで東側は共有通路で引っ越してからはあまり望遠鏡は出していませんでしたが、早い時間にさっと機材を準備して21時ころには撤収すれば特に文句もなかろうということで、2月に入ってからタイミングを見て望遠鏡を出しています。

惑星写真を天体観測データにするためには

私たちアマチュアが撮影した惑星の天体写真を観測データとするためには、そこに撮影データが必要になります。
私が天文趣味を再開して電視観望ではじめて星雲の撮影をしたときに、SharpCapを利用していましたが、撮影データが自動的にログファイルとして記録されることがとても便利だと思いました。
30年近く前の天体観測会などでは観測会前に時計をしっかり合わせてノートに時刻と状況をメモするような天体観測でした。ずぼらな中学生だった自分には中々苦手な作業でした。

惑星の天体写真画像処理ではいくつかのツールを横断的に利用し、画像処理を行うことが多いと思います。それらのツールも処理結果をテキストファイルとして残してくれるので、そこから画像にデータをインプットする事はとても楽になっていると思います。

楽にかつミスが無いようにプログラム化しよう

画像に撮影データを入力する方法はPhotoshopやGIMP、Windowsのペイントなどの画像編集ソフトで入力することが多いようです。
この方法では、コピペや入力ミスが起こりやすいのと、多くの画像を処理する場合など単純作業を繰り返す必要があります。
自分はそういった作業はなるべくツールに任せた方がミスも起きづらく正確だと考えているので、ツールを作ることにしました。

生成AIのコーディング支援ツールを活用する

ChatGPTの課金プランを利用しているのであれば使えるGPT5.3-Codexとフリーの開発環境Microsoft Visual Studio Code(VSC)を利用して対話形式でWindows上で利用するGUIアプリケーションをPythonで作成しました。
※VSCでCodexを利用する方法はこちら

アプリのログファイルのこの部分をこう使ってほしい、複数ある場合は回数としてカウントしてほしいなど仕様を伝えるだけで30分程度である程度使えるアプリケーションを作成することができました。

WinJUPOSのログファイルから撮影時刻の中心時間と木星の中央経度、撮影地などの情報を吸い出してSharpCapのログからカメラのゲイン、シャッター速度、撮影フレーム数(私はフレーム数基準で撮影しています)を抽出することができます。木星などデローテーション処理をするため、複数回SharpCapのログがある場合はログファイル数を撮影回数としてカウントします。

まとめ

こちらが、このツールを経由して画像に撮影データを書き込んだものです。
文字の位置などはこれからもう少し調整する必要があると思いますが、このように生成AIを活用すれば思いついたときにかなりすぐ実用性の高いアプリケーションを作ることができるようになりました。

天体観察のデータ管理など、ちょっと思いついたものがあれば今後もまた作っていこうと思います。
この記事を読まれた方も是非、便利そうなツールを思いついたらAIを利用して作ってみるといいかもしれません。コツとしてはなるべく具体的に、かつ最低限の機能をまずは作ることを目標にするといいと思います。

今回作成したツールは下記のリンク先に配置しています。自分の環境に合わせて作ったものなので、あまり実用性はないかもしれませんが参考までに。

https://github.com/mizunyang/planetdatawriter

投稿者 mizunyang

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